チベット難民キャンプ
ネパールには2万人を上回る チベット難民 がいるといわれています。
中国がチベットを侵略した1950年以降、チベットからネパールへ逃れてくる人々が多く、
現在は、ポカラやカトマンズ周辺に、数箇所、チベット難民キャンプがあります。
ポカラの町の少し南にある、難民キャンプを訪れました。
“Tashiling Tibetan Refugee Camp” (タシリン チベット難民キャンプ)
(キャンプ内には、長屋風の建物が並んであり、学校などもある)
ここに暮らすチベット人は、基本的には難民なので国籍がありません。
生計は、チベット絨毯などを織って売ったりして、立てています。
チベット絨毯は、約900年の歴史をもつ羊毛100%で織る、分厚くて丈夫な絨毯です。
絨毯を織っている小さな工房に入れてもらいました。
(毛糸で遊ぶ坊ちゃん。 原色使いがいいチベット絨毯)
多くのチベット人は、苦労をしてヒマラヤ山脈を越えてきたのだそう。
中国政府の弾圧で、殺されたチベット人も多く、
いまだ政治犯として、牢獄にいれられたままの人もいるそうだ。
ビルマ(ミャンマー)難民のことを思い出します。
多くの犠牲があって、このネパールへ逃れてきただろうに、
今、この難民キャンプでは、ここに暮らす人の日常は一見穏やかです。
(足が不自由なおばあちゃん。のんびり日向ぼっこ)
商売上手とも言われているチベット人。
小さな土産屋を見ていると、とても素敵な像を発見。
親子3人が身を寄せ合っている像。
ちょっと神秘的な雰囲気をかもし出している、その像を$40で購入。
聞くと、“ アフリカ大陸の方から回ってきたモノだ ”と。
(像の本当の価値はわからないけど、我が家にとっては$40の価値ありとみた)
難民キャンプには、2世、3世もいます。
特に3世にいたっては、ちゃんとした仕事も持つこともできず、
チベット人としてのアイデンティティーも不安定で、
未来に希望を持てない若者が多いのだそう。
こうやって、お茶屋で出会った、若者や子どもたちは天真爛漫に見えるけど・・・
彼らの将来は保障されていないのが、心苦しく、哀しい。
(お茶屋さんで、みんなに遊んでもらう坊ちゃん)
ネパール人のガイドに聞くと、
「ネパールはチベット難民の受け入れには協力的であった」 といいます。
しかし、数年前には、カトマンズにある チベット難民事務所の閉鎖など、動きが鈍り・・・。
今でも、国境を越えてチベットからネパールに入ってくる難民が多い中、
国境警備隊による拷問を受けたり、中国へ強制的送還されたり・・・という状況があります。
国連 難民高等弁務官事務所(UNHCR)が、
多方面に働きかけて協力を求めているとのことですが・・・。
難民受け入れを積極的に行っていない日本(日本人)には、程遠い話のようですが、
こうやって実際にキャンプで暮らす人々と会うと・・・
他人事だと見過ごしてはいけない、ですね。
中国がチベットを侵略した1950年以降、チベットからネパールへ逃れてくる人々が多く、
現在は、ポカラやカトマンズ周辺に、数箇所、チベット難民キャンプがあります。
ポカラの町の少し南にある、難民キャンプを訪れました。
“Tashiling Tibetan Refugee Camp” (タシリン チベット難民キャンプ)
(キャンプ内には、長屋風の建物が並んであり、学校などもある)
ここに暮らすチベット人は、基本的には難民なので国籍がありません。
生計は、チベット絨毯などを織って売ったりして、立てています。
チベット絨毯は、約900年の歴史をもつ羊毛100%で織る、分厚くて丈夫な絨毯です。
絨毯を織っている小さな工房に入れてもらいました。
(毛糸で遊ぶ坊ちゃん。 原色使いがいいチベット絨毯)
多くのチベット人は、苦労をしてヒマラヤ山脈を越えてきたのだそう。
中国政府の弾圧で、殺されたチベット人も多く、
いまだ政治犯として、牢獄にいれられたままの人もいるそうだ。
ビルマ(ミャンマー)難民のことを思い出します。
多くの犠牲があって、このネパールへ逃れてきただろうに、
今、この難民キャンプでは、ここに暮らす人の日常は一見穏やかです。
(足が不自由なおばあちゃん。のんびり日向ぼっこ)
商売上手とも言われているチベット人。
小さな土産屋を見ていると、とても素敵な像を発見。
親子3人が身を寄せ合っている像。
ちょっと神秘的な雰囲気をかもし出している、その像を$40で購入。
聞くと、“ アフリカ大陸の方から回ってきたモノだ ”と。
(像の本当の価値はわからないけど、我が家にとっては$40の価値ありとみた)
難民キャンプには、2世、3世もいます。
特に3世にいたっては、ちゃんとした仕事も持つこともできず、
チベット人としてのアイデンティティーも不安定で、
未来に希望を持てない若者が多いのだそう。
こうやって、お茶屋で出会った、若者や子どもたちは天真爛漫に見えるけど・・・
彼らの将来は保障されていないのが、心苦しく、哀しい。
(お茶屋さんで、みんなに遊んでもらう坊ちゃん)
ネパール人のガイドに聞くと、
「ネパールはチベット難民の受け入れには協力的であった」 といいます。
しかし、数年前には、カトマンズにある チベット難民事務所の閉鎖など、動きが鈍り・・・。
今でも、国境を越えてチベットからネパールに入ってくる難民が多い中、
国境警備隊による拷問を受けたり、中国へ強制的送還されたり・・・という状況があります。
国連 難民高等弁務官事務所(UNHCR)が、
多方面に働きかけて協力を求めているとのことですが・・・。
難民受け入れを積極的に行っていない日本(日本人)には、程遠い話のようですが、
こうやって実際にキャンプで暮らす人々と会うと・・・
他人事だと見過ごしてはいけない、ですね。
by thailand-2006
| 2007-12-24 02:06
| 旅‐ネパール
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