東儀秀樹@ワットアルン
タイの文化遺産のひとつ、ワット・アルン(暁の寺)は、
日本人もよく観光で訪れる、美しい寺院として知られている名所です。
今夜、このワット・アルンにて、
日本を代表する古典音楽 雅楽の奏者 東儀秀樹氏 の演奏会がありました。
(夕暮れ時、東儀さんが舞台チェックとリハーサル中)
日タイ修好120周年記念 親善大使が東儀秀樹さんであるということ、
その東儀さんの希望で、この素晴らしい組合わせが実現したのです。
東儀さん自身、お父様の仕事の駐在で このタイで幼い頃を過ごしたそうです。
今夜の演奏会では、お母様の九十九(つくも)さん と、
お姉様の雅美さんも演奏されます。
縁あって この演奏会のお手伝いをさせていただきました。
初めて目にする雅楽の楽器を、吸い込まれるように見入ってしまい・・・。
(舞台に向かって、左が雅美さん(龍笛)、中央が東儀さん(篳篥)、右が九十九さん(笙))
この時、ちょうど九十九さんの近くにいたんですけど、
手にする笙をいたわるように、火鉢のようなモノで暖めながら音の調節をされていました。
17本の細い竹を束ねた笙(しょう)は、和音を奏でるんですけど、
その微妙な和音の調節が楽器の下部の乾燥加減の調節が大切だと、
丁寧に教えてくださいました。
雅美さんの龍笛(りゅうてき)の音色は、古代では「龍の鳴き声」とされているそう、
あまりにも高音の繊細な音色に、" 龍の声は美しいんだ・・・"と知りました。
そんな雅楽の楽器の音色をしっかりと正確に聴かせるべく、
音響は、日本(雅楽のプロ)とタイの音響スタッフがタッグを組みました!
(昨日チャオプラヤー川で行われた王室御座船パレード後のセッティング、ハードでした)
でも、スタッフ全員がいい演奏会になると確信していたので、
開演まで気合い充分で、しかも楽しみながら一緒に仕事ができました。
プロ同士って、たとえ言語が完璧に通じなくても 意思の疎通は容易いんだなと、
彼らを見ていて、また仕事を共にして、そう感じました。
・・・そして、日が暮れてきたころの 暁の寺。
(仏塔の麓に特別に設置されたステージ)
いよいよ、日タイ修好120周年記念
「東儀秀樹 暁の寺コンサート」暁の寺に響く 悠久の調べ が 開演です。
東儀さんの 篳篥(ひちりき)の独奏から始まりました。
すっぽり手の中に治まってしまうくらい、わずか18cmという
細い竹でできた縦笛ですけど、低音の独特の音色で、時に力強くも感じられ、
心に響いてきます。
1400年前から伝わる雅楽の音色と、ワット・アルンの姿。
素晴らしく幻想的です・・・。
私、裏方で、アンコール曲である「ふるさと」の演奏でグッときて、
プミポン国王作曲の「サーイフォーン」の時には、涙がポロポロでした。
・・・じつは、アンコールが終わって舞台から裏へ戻られた
九十九さん、雅美さんの目からも大粒の涙が流れていましたよ。
そして、東儀さん自身の目も、また潤んでいるように見えました。
日本から遠く離れた、ここタイで、
日本古来の音楽に、こんな素敵な形で触れることができるなんて、幸せ。
そして、東儀さん、
素敵すぎ でした。
(こっそり1枚撮ってもらいました)
日本人もよく観光で訪れる、美しい寺院として知られている名所です。
今夜、このワット・アルンにて、
日本を代表する古典音楽 雅楽の奏者 東儀秀樹氏 の演奏会がありました。
(夕暮れ時、東儀さんが舞台チェックとリハーサル中)
日タイ修好120周年記念 親善大使が東儀秀樹さんであるということ、
その東儀さんの希望で、この素晴らしい組合わせが実現したのです。
東儀さん自身、お父様の仕事の駐在で このタイで幼い頃を過ごしたそうです。
今夜の演奏会では、お母様の九十九(つくも)さん と、
お姉様の雅美さんも演奏されます。
縁あって この演奏会のお手伝いをさせていただきました。
初めて目にする雅楽の楽器を、吸い込まれるように見入ってしまい・・・。
(舞台に向かって、左が雅美さん(龍笛)、中央が東儀さん(篳篥)、右が九十九さん(笙))
この時、ちょうど九十九さんの近くにいたんですけど、
手にする笙をいたわるように、火鉢のようなモノで暖めながら音の調節をされていました。
17本の細い竹を束ねた笙(しょう)は、和音を奏でるんですけど、
その微妙な和音の調節が楽器の下部の乾燥加減の調節が大切だと、
丁寧に教えてくださいました。
雅美さんの龍笛(りゅうてき)の音色は、古代では「龍の鳴き声」とされているそう、
あまりにも高音の繊細な音色に、" 龍の声は美しいんだ・・・"と知りました。
そんな雅楽の楽器の音色をしっかりと正確に聴かせるべく、
音響は、日本(雅楽のプロ)とタイの音響スタッフがタッグを組みました!
(昨日チャオプラヤー川で行われた王室御座船パレード後のセッティング、ハードでした)
でも、スタッフ全員がいい演奏会になると確信していたので、
開演まで気合い充分で、しかも楽しみながら一緒に仕事ができました。
プロ同士って、たとえ言語が完璧に通じなくても 意思の疎通は容易いんだなと、
彼らを見ていて、また仕事を共にして、そう感じました。
・・・そして、日が暮れてきたころの 暁の寺。
(仏塔の麓に特別に設置されたステージ)
いよいよ、日タイ修好120周年記念
「東儀秀樹 暁の寺コンサート」暁の寺に響く 悠久の調べ が 開演です。
東儀さんの 篳篥(ひちりき)の独奏から始まりました。
すっぽり手の中に治まってしまうくらい、わずか18cmという
細い竹でできた縦笛ですけど、低音の独特の音色で、時に力強くも感じられ、
心に響いてきます。
1400年前から伝わる雅楽の音色と、ワット・アルンの姿。
素晴らしく幻想的です・・・。
私、裏方で、アンコール曲である「ふるさと」の演奏でグッときて、
プミポン国王作曲の「サーイフォーン」の時には、涙がポロポロでした。
・・・じつは、アンコールが終わって舞台から裏へ戻られた
九十九さん、雅美さんの目からも大粒の涙が流れていましたよ。
そして、東儀さん自身の目も、また潤んでいるように見えました。
日本から遠く離れた、ここタイで、
日本古来の音楽に、こんな素敵な形で触れることができるなんて、幸せ。
そして、東儀さん、
素敵すぎ でした。
(こっそり1枚撮ってもらいました)
by thailand-2006
| 2007-11-06 02:32
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